XMには4つの異なる口座タイプ(口座種類)があります。口座タイプの違いについてはXM公式サイトのこちらのページで確認できます。ですが、特に初心者の方は違いが分かりにくいと思いますので、具体的に各口座タイプの違いを解説します。
また、口座を作った後での口座タイプの確認方法や変更方法についても解説します。
XMに口座を作ろうとして口座タイプで迷われている方、すでに口座を作ったけれど他の口座タイプも気になる方など、ぜひ参考にしてみてください。
XM口座タイプの確認方法
口座タイプの確認は、XM会員ページで行います。
XM会員ページに『マイアカウントの概要』という欄があります。表示されているリストの中から、口座タイプを確認したい口座の口座番号の横にあるマークを押します。
『口座種別』に、その口座の口座タイプが表示されているので確認してください。
XM口座タイプの違いを比較
XMで選択可能な口座タイプの違いをまとめると、以下の表のようになります。
この表では、各項目で他の口座タイプとは異なる箇所に下線を引いてあります。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座 | |
取引可能な通貨単位 | 10から10万通貨単位 | 1千から500万通貨単位 | 1千から500万通貨単位 | 1千から500万通貨単位 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
追証 | なし | なし | なし | なし |
主要通貨のスプレッド | 最低1pip | 最低1pip | 最低0.6pip | 最低0pip |
取引手数料 | なし | なし | なし | あり |
ボーナス (【参考】XMのボーナスについて) |
すべて貰える | すべて貰える | 初回13,000円のみ貰える | 初回13,000円のみ貰える |
最低入金額 | 5米ドル | 5米ドル | 5米ドル | 5米ドル |
仮想通貨CFD | 取引できる | 取引できる | 取引できる | 取引できない |
マイクロ口座とスタンダード口座の違いは、『取引可能な通貨単位』のみです。マイクロ口座の方が小ロットでトレード可能ですが、ロット上限も低いので、トレードの技術が少しでも向上してきたらすぐに物足りなくなってしまうでしょう。
KIWAMI極口座は、取引可能な銘柄を主要銘柄のみに厳選し、スプレッドをスタンダードやマイクロより小さくした口座です。一方でボーナスは初回3000円のみで、入金ボーナスは受け取れません。
ゼロ口座は、上級者向けの口座タイプです。スプレッドがXMの全口座タイプの中で最も小さいのでスキャルピングにも向いています。一方で、手数料が取られたり、ほとんどのボーナスが貰えなかったりします。また、仮想通貨CFDに対応していません。
特に、XMに初めて口座を作る方は、小ロットから高ロットまで対応できてボーナスもすべて貰える『スタンダード口座』を選択することをお勧めします(【参考】XM新規リアル口座開設方法)。
以下では『マイクロ口座とスタンダード口座』『スタンダード口座とKIWAMI極口座とゼロ口座』について具体的に違いを解説します。
XMのマイクロ口座とスタンダード口座の違いを比較
XMのマイクロ口座とスタンダード口座の違いについて、さらに詳しく比較してみましょう。
と言っても、この2つの口座の違いは、たった一つ。
『取引可能な通貨単位』が異なります。他はすべて同じです。
具体的には、以下の違いがあります。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | |
取引可能な最低通貨単位 | 10通貨単位 | 1,000通貨単位 |
取引可能な最大通貨単位 | 10万通貨単位 | 500万通貨単位 |
マイクロ口座は、10通貨単位という非常に小さな通貨単位でトレード可能です。ですので、よく「XMのマイクロ口座はFX初心者向け」などといわれます。
ですが、マイクロ口座で取引可能な通貨単位は10万通貨単位までです。高レバレッジでトレードできるXMでは、トレードに慣れてきたら、最大10万通貨単位なんてすぐに物足りなくなってしまいます。
スタンダード口座で取引可能な最低通貨単位の1,000通貨単位でも十分小さく、初心者向けと言えます。
XMでは一人で8口座まで保有できるので、「最初はマイクロ口座、慣れてきたらスタンダード口座」でも良いのですが、口座間での資金移動などの煩わしい手続きが発生してしまいます(【参考】XMの複数口座の作り方)。
マイクロ口座とスタンダード口座とでは、取引可能な通貨単位以外は全く同じ条件なので、長く使うことを考えて、最初からスタンダード口座を選んでみてはいかがでしょうか?
XMのゼロ口座とスタンダード口座の比較
XMのゼロ口座とスタンダード口座の違いについても、さらに詳しく比較してみましょう。
なお、上記したようにマイクロ口座とスタンダード口座の違いは『取引可能な通貨単位のみ』ですので、ここではマイクロ口座は話題に挙げません。
さて、ゼロ口座とスタンダード口座の違いは、以下の表のとおりとなります。
スタンダード口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座 | |
ボーナス | すべてもらえる | 初回3000円のみ | 初回3000円のみ |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
スプレッド | 最低1pip | 最低0.6pip | 最低0pip |
手数料 | なし | なし | あり 10万通貨単位につき片道5米ドル(米ドル円の場合。ユーロ円の場合は片道5ユーロ。ポンド円の場合は片道5ポンド) |
最低入金額 | 5米ドル | 5米ドル | 5米ドル |
仮想通貨CFD | 取引できる | 取引できる | 取引できない |
XMでは常設のボーナスキャンペーンが非常に魅力的です。このボーナスキャンペーンをすべて利用するためには、スタンダード口座が必要です。KIWAMI極口座とゼロ口座では、初回の3000円しか受け取れず、残りの50万円が受け取れないのはもちろん、不定期開催のボーナスキャンペーンも対象外になることがほとんどです。
レバレッジは、Zero口座の最大500倍でも十分かと思いますが、せっかく海外FX業者を使うのですから、スタンダード口座やKIWAMI極口座の最大1000倍の高レバレッジも試してみてはいかがでしょうか?
Zero口座の手数料は外貨建て(米ドルやユーロなど)なので、円安になると手数料が割高になります。
仮想通貨CFDが取引できるのはスタンダードとKIWAMI極口座です。Zero口座では取引できませんので、仮想通貨CFDを取引したい方はスタンダードかKIWAMI極口座を選択してください。
XM口座タイプのおすすめはスタンダード口座
ここまで、XMの各口座タイプの違いを比較してきました。この比較をもとに、各口座タイプがどのような人におすすめかをまとめると、次のようになります。
- スタンダード口座:すべての人におすすめ。迷ったらこの口座。
- KIWAMI極口座:入金ボーナスが受取不可で、主要銘柄のみ取引可能。スプレッドはスタンダードやマイクロよりも小さく、ゼロ口座よりも大きい。手数料はかからない。
- ゼロ口座:スキャルピングをする人におすすめ。ただし、ボーナスや特別キャンペーンはほぼ対象外。手数料がかかる。
- マイクロ口座:中途半端なのでおすすめしません。
XMスタンダード口座はすべての人におすすめの口座タイプ
XMのスタンダード口座のメリットとデメリットは次のようになります。
メリット
- すべてのボーナスがもらえる。特別キャンペーンもまず間違いなく対象になる
- 1,000通貨単位からトレード可能。最大500万通貨単位まで対応。
- 最大レバレッジ1000倍
デメリット
- KIWAMI極口座やゼロ口座に比べると取引コスト(スプレッド)が大きい
これらのメリット、デメリットから考えると、スタンダード口座がおすすめの人と、スタンダード口座がおすすめではない人は次のようになります。
スタンダード口座がおすすめの人
- XMでトレードするすべての人
スタンダード口座がおすすめではない人
- 入金ボーナスや特別キャンペーンがほぼ対象外でも良く、とにかくトレード1回あたりの取引コストを下げたい人
XMのKIWAMI極口座はスタンダード口座を使いつくした人におすすめの口座タイプ
XMのKIWAMI極口座のメリットとデメリットは次のようになります。
メリット
- スタンダード口座やマイクロ口座よりもスプレッドが小さい
デメリット
- 入金ボーナスや各種キャンペーンは対象外
これらのメリット、デメリットから考えると、スタンダード口座がおすすめの人と、スタンダード口座がおすすめではない人は次のようになります。
KIWAMI極口座がおすすめの人
- スタンダード口座を使いつくした人(少なくとも、入金ボーナスを全額貰い終えた人)
- 入金ボーナスや各種キャンペーンが不要で、スタンダード口座よりも小さいスプレッドで取引したい人
KIWAMI極口座がおすすめではない人
- 入金ボーナスや特別キャンペーンを受け取りたい人
- 主要銘柄のみではなく、マニアックな銘柄も取引したい人
XMゼロ口座はスキャルピングをする人におすすめの口座タイプ
XMのゼロ口座のメリットとデメリットは次のようになります。
メリット
- スタンダード口座に比べると、取引コスト(手数料+スプレッド)が小さい
デメリット
- ボーナスは初回3,000円のみ。たまに開催される特別キャンペーンはほぼ対象外
- 最大レバレッジ500倍(スタンダード口座は1000倍)
これらのメリット、デメリットから考えると、ゼロ口座がおすすめの人と、ゼロ口座がおすすめではない人は次のようになります。
ゼロ口座がおすすめの人
- 1トレード当たりの取引コストをとにかく下げたい人
ゼロ口座がおすすめではない人
- XMの豊富なボーナスやたまに開催される特別キャンペーンをすべて受け取りたい人
- 1000倍のレバレッジでトレードしたい人
XMマイクロ口座はおすすめしません
マイクロ口座は、スタンダード口座とほぼ同一の口座です。
唯一の違いは、保有可能な通貨単位。スタンダード口座が1,000から500万通貨単位なのに対し、マイクロ口座は10から10万通貨単位。
最小通貨単位は、スタンダード口座の1,000でも十分小さいです。また、マイクロ口座の最大10万通貨単位では、高レバレッジをかけられるXMではすぐに物足りなくなるでしょう。
マイクロ口座を作るのでしたら、長く使うことを考えて、最初からスタンダード口座を作ることをおすすめします。
XM口座タイプの変更方法
XMの口座タイプは変更できません。ですが、対処法はあります。
XMでは、一人8口座まで保有できます。ですので、新しい口座を希望の口座タイプで作ればよいのです(【参考】XMの複数口座の作り方)。
なお、XMでは口座を90日以上放置すると強制的に口座削除されます。手数料を取られる場合もありますので、使わない口座は削除することをお勧めします(【参考】XMの口座が強制削除される場合について)。