XM(XM Trading)で口座凍結される一番の原因は『口座を90日以上放置したから』です。
XMでは90日以上、放置された口座は『口座凍結』または『休眠口座』となります。
口座凍結は一発アウト。もうその口座は復活できません。
休眠口座は復活できますが、放置した期間に応じて手数料を取られます。
放置の他にも、複数の口座を使った両建てやロスカットシステムの悪用など、うっかりやってしまいがちな理由で口座凍結されてしまう場合があります。
また『XMでは稼ぎすぎると口座凍結される』という噂がありますが、これは全くの嘘や勘違いだと言えます。
では、XMの口座凍結について、原因や対処法について解説します。
XMで口座凍結される原因
XMで口座凍結される主な原因は以下の5つです。
- 口座を90日以上放置
- 複数口座を利用した両建て
- 他のFX業者を利用した両建て
- ゼロカットシステムの悪用
- 他人に成りすまして口座を作成
XMは日本のFX業者のように甘くありません。XMがユーザを「自社に損害を与える」「ルールに反している」と判断したら、容赦なく口座凍結されます。
一方、よほど悪質な行為をしない限り、XMでは口座を作り直すことができます。
では、5つの原因についてくわしく解説します。
凍結原因1. 口座を90日以上放置する
XMでは、口座を90日以上放置すると『口座凍結』または『休眠口座』になります。
口座に残高が無いと『口座凍結』、口座に残高があると『休眠口座』になります。
口座凍結は一発アウト。その口座はもう復活できません。
休眠口座は、口座残高から毎月5ドルの手数料が引かれ、残高が無くなったら口座凍結されます。
では、『放置』と判断されないために何をすればよいのでしょうか? それは、90日以内に以下のいずれかを行うことです。
- その口座で取引(トレード)を行う
- その口座に入金する
例えば、口座に入金し、90日以内に1回でもトレードし、また90日以内にトレードする、ということを繰り返していれば『放置』とみなされません。
凍結原因2. 複数口座を利用した両建て
XMでは、1人で8口座まで作れます(【参考】XMに複数の口座を作る方法)。
この『複数の口座を作れること』を悪用して利益を得ようとすると口座凍結されます。
例えば、2つの口座を作ったとします。
指標発表時などで為替レートが大きく動いたとき、1つ目の口座でドル円の買いポジションを持ち、2つ目の口座でドル円の売りポジションを持った場合、ドル円のレートが上がっても下がっても利益を得られる可能性が非常に高くなります。
ですが、このような『複数口座を利用した両建て』は禁止されています。
特に、『複数口座で両建てをして、損失が出た口座がゼロカットとなった場合』は『悪質』と判断されて、口座凍結どころか、もう二度とXMに口座を作ることができなくなるかもしれません。
なお、XMではルールを守っていれば両建ても可能です(【参考】XMの両建てルール)。
凍結原因3. 他のFX業者を利用した両建て
『複数口座を利用した両建て』の場合と基本的に同じで、『異なるFX業者を利用した両建て』もXMでは禁止されています。
例えば、XMでドル円の買いポジションを持ったとします。同時に、他のFX業者でドル円の売りポジションを持ったとします。
これで『異なるFX業者を利用した両建て』が成立し、口座凍結の可能性が高まります。
もしかしたら「異なるFX業者の口座を使えばバレないでしょ?」とお考えかもしれませんが、FX業者の間では『ルールを守らない顧客の情報』は共有される可能性が高いです。日本でも、クレジットカード会社がブラックリストを共有していますよね?これと同じです。
『異なるFX業者を利用した両建て』はXMで口座凍結されたりXMに口座を作れなくなったりするだけでなく、他のFX業者からも出禁を食らう可能性があります。
凍結原因4. ゼロカットシステムの悪用
ゼロカットシステムは、そもそも『急激な相場の変動などで顧客が大きな損失を被らないため』にXMが用意してくれた制度です(【参考】XMのゼロカットシステムについて)。
決して『トレード下手な顧客が成功するまでXMが面倒を見てくれる制度』ではありません。
あなたがXMの運営者であると想像してください。『何度もゼロカットシステムのお世話になる顧客』の損失をいつまでも補填し続けたいと思いますか?
XMから「ゼロカットシステムを悪用している」と判断されたら口座凍結の対象になります。急激な相場変動の場合などを除き、なるべくゼロカットシステムのお世話にならないようにトレードしてください。
凍結原因5. 他人に成りすまして口座を作成
過去に悪質な行為をした人は、XMで口座を作れなくなることがあります。
そのような『過去に悪質な行為をしてXMに口座を作れなくなった人』が他人に成りすまして口座を作ったことがXMにバレた場合、口座凍結されます。
「バレないだろう」と思っても、例えばIPアドレスや入出金の記録などからバレることがあります。
そもそも論として、XMのルールに反するような悪質な行為をするのはやめましょう。
XMで口座凍結された場合の対処法
XMで口座凍結されてしまったらどうしたらよいのでしょうか?
答えは、『新しい口座を作る』です。
悪質な行為をしてブラックリストに載ってしまった場合は別ですが、90日以上放置して口座凍結されただけなら、新しい口座を作り直せば再びXMを利用できます。
ただし、新しい口座を作り直した場合、一度受け取ったボーナスは消滅してしまいますのでご注意を。
【参考】XMの新規リアル口座開設方法
XMでは稼ぎすぎても口座凍結されません
よく「XMでは稼ぎすぎると口座凍結される」という噂を聞くことがありますが、これは全くのデマと言えます。
XMは顧客がトレードした際の手数料で収入を得ています。
また、顧客の損失を補填するゼロカットシステムを採用しています。
つまり、XMにとっては『何回もトレードして勝ち続けてくれるトレーダー』ほど大切な存在なのです。
XMではむしろ、『稼げないトレーダー』つまり『何度もゼロカットシステムのお世話になるトレーダー』の方が口座凍結の対象になる可能性が高いのです。
XMで口座凍結されないために
XMで口座凍結されないための注意点をまとめると、以下の通りです。
- 口座を90日以上放置しない
- XMのルールに違反しない
- ゼロカットシステムのお世話になりすぎない
XMでしばらくトレードしないけど口座は維持したい、という場合は、90日以内にトレードや入金をしてください。
あまりトレードが上手でなく、何度もゼロカットシステムのお世話になってしまいそうなら、デモ口座で練習してみてはいかがでしょうか?(【参考】XMのデモ口座の作り方)
XMでは、ルールを守ってトレードしていれば、例え口座凍結されても新規口座を作り直せます。逆に、ルールを破って悪質なトレードをすると、XMだけでなく他のFX業者の口座も作れなくなるかもしれません。
XMに損害を与えるようなトレードはせず、ルールを守ってトレードしてください。